2023-11-01から1ヶ月間の記事一覧
新潮文庫1998 対談本で面白いと思うものはほぼほぼないのに、古本屋で見つけたらついつい買ってしまって後悔する。今回も後悔する方の一冊だった。 3人はわかり合っているのかもしれないけれども、読者は置いてけぼり。もしかしたら当の3人だって相手の言…
文春文庫1988 日露戦争ではロシアに潜入して工作を行い多大な貢献をした明石元二郎。その彼の若かりし頃の物語。どこまでが史実で、どこまでがそうではないのか分からない、山田風太郎作品の魅力が全開。司馬遼太郎の坂の上の雲を読んでいる人にはかなり楽し…
講談社現代新書2023 池上彰と佐藤優による日本左翼史シリーズの4冊目。戦前を扱った今回で最終巻。 池上彰と佐藤優による左翼史シリーズは、共産党とは別の視点から日本の左翼氏を振り返る試みが必要なのではないかという思いから始まっている。結党100年を…