2023-10-06から1日間の記事一覧
文藝春秋2023 鴨川ホルモー以来、16年ぶりに万城目学が京都を舞台に書いたという。収録されているのは短編2作、「十二月の都大路上下ル」と「八月の御所グラウンド」だ。 感想を一言でいえば、これを万城目学が書く必要があったのかということ。けれど、…
大友徳明訳角川文庫2022 2022年に出た新訳。当時の挿絵が良い。ユゴーがこの物語を記したのが1831年。物語の舞台は15世紀のパリ。ノートルダムやシテ島など、変わらぬ情景に導かれるように15世紀という昔に思いを馳せる。 物語自体は一言でいえば、恋で何も…
國原吉之助訳講談社学術文庫1994 カエサルが記したガリア戦記。紀元前58年~51年のガリア、ゲルマニア、ブリタニアへの遠征の記録で、ラテン語の名文とされている。カエサルは名文家なのだと実感したのは最後の章。この8年目の戦争の章だけアウルス・ヒ…